明かされる真相

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「譲二、動物愛護法違反だ器物破損だと言うが、じゃあ河豚なら良いのか。河豚なら捌いて食っても良いのか? お前食べただろう!」 「う……」  それを言われたら言い返せない。確かに俺は食った。美味しかった。おかわりもした。  河豚なら良くて猫ならダメなのか……。 「河豚が可哀想だろう!」 「う……」  お巡りさんの言う通りだ。河豚も猫も同じ動物じゃないか。どっちも可哀想だ。  俺たちはうなだれた。河豚を食べた事を後悔した。 「ふ……、ワハハハ! お前たち単純だなぁ。ワハハハ!」  突然お巡りさんが大笑いし始めた。それを見ていた周りの警官たちもクスクス笑っていた。 「猫の腹を捌こうなんて思ってないよ。触れば分かる事だ」  1人の警官がケージを開け一匹の猫を取り出した。そしてそっと優しくお腹を触った。 「これは3匹はいますよ」 「3匹?」
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