私が好きな人

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 その晩、同じく遊園地デートに付き合わされる大吾からメールが届いた。 『お前、馬鹿じゃね?』  内容はシンプルに一文だけ。 「そんなのわかってるよ」  思わずそう言って携帯をベッドに叩きつけた。わかってるよそんなの。  だけどあんなに嬉しそうな顔されたら、何も言えなくなっちゃうでしょ。
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