愛を伝える練習

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番が熟睡していることを確認したら、そっと頭を撫でたり、普段は恥ずかしくて握らない手を握ってみたりする。 そして、「愛してます」と囁くだけで精一杯な俺は情けない。 起きているときに伝えられるようにもっと、練習しないといけない。 だから今日はいつもより1回だけ多く番に「愛してます」と囁いた俺は、恥ずかしすぎて頭から毛布をかぶるのだった。
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