第1話 気付いたら俺は女子高生だった

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更には俺の事を、日本の粗大ごみ、KY世襲、残念なサイコパス首相などと絶対に訴えれば名誉棄損になるような内容で攻めてくる文秋出版社記者ども。 文秋出版社は俺を敵視する悪の組織だ。絶対に奴らには負けないぜ。 俺は何度も低級国民に黙れ愚民共! などと一喝してやると、それが焚火にガソリンを撒く行為になった そして、俺の同級生など迄つきとめて、俺がガキ大将で近所の子供達を子分に従えて悪さを働いたことや、小遣い月に100万貰っていたことなどがバレてしまった。 職業は? と聞くと自宅警備員と名乗るほぼ無職に近い野郎が、連日SNS等で俺の悪口を書き込む事で、僅か数か月で支持率が5.1%にまで落ちちまったぞ。 この時既に我が民政党は弱体化してしまい政権も腐った柱で持ちこたえる古屋のようにいつ崩れてもおかしくないぜ。 更に頭に来るのは巨大野党の民自党総裁の大泉進一郎34歳の若造が連日国会やマスコミの前でこいつも九官鳥の様に進歩のない事を繰り返し言っていたな‥ 「津田沼総理は直ちに解散総選挙を行って国民の審判を受けるべきです! 」 甘いマスクにさわやかな好青年の見た目の大泉に世の奥様方はメロメロだ。と言うかこういう奴の何処がいいんだよ? と俺は言いたいぜ。 解散なんて嫌なこった。お前には舌を出してやる。俺はもう少しこの座に君臨させてもらうぜ。 だが、こんな俺でも3つだけすごい能力があるんだぜ。それは資金調達と強固な支持基盤、それと強い行動力だ。 俺が政治資金パーティーを高級ホテルの大ホールで行えば、世界的に有名なアーティストや大企業の社長、更には大物芸能人なども駆けつけ、会場は有名アイドルグループの握手会並みに超満員になる。
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