<3> 神様も反省だよ

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「なんだぁ、よかった!」  呆れ顔をする大国主様をよそに、少年は胸をなで下ろした。  ぽん、ぽん、ぽわん。  古参の神々が、煙の中から列をなして現れた。 「お馬鹿さんじゃのう」 「笑えるのう」 「そうじゃな! 酒がうまくなる!」  がっはっはー!  酔いが覚めていない神々は、少年の部屋で踊り出した。 「ひぃ!? なに、なに!? ちょっとお!」  どんちゃん騒ぎをする神々を見て、少年は慌てふためき、大国主様は拳をワナワナ震わせた。
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