ゆうやキレる

1/2
前へ
/11ページ
次へ

ゆうやキレる

「俺、アソコ切るから。」 半泣きで ゆうやが突然言い出した。 「な、何言ってんだよ!」 俺は飲んでいたマイブレンド青汁を思わず口の中から吹き出した。お気に入りの唇マークのプリントTシャツの胸元に緑色の汁が霧吹き状に散布される。 「だ、だってさ。レイソウは本当は絶対オンナが好きなんだ。俺、もうたまらないよ。」 「何言ってんだよ!!お前しかダメなんだよ。」 「いいや!絶対そうさ。ボインボイン、プルプルポヨヨンが大好きに決まってる!この前テレビで映ってたグラドルに釘付けだったじゃねーか!!知ってんだぞ!」 うわぁ、また始まりやがった。 このダメんタルが!!
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加