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「勿体ない!やめろ!せっかくの大剣が。」
俺は必死で訴えた。トカゲじゃあるまいし、
切ったら二度と生えて来ないんだ。
「俺の大剣なんてその辺のペティナイフと変わんねーよ!レイソウの伝説の北の大剣に比べたらさ!」
そう?
確認しようかと思ったが空気的に自粛した。
ゆうやは凄まじい目力でじっと俺を見ている。どうやら ゆうやの意思は堅い。
この男は普段ナヨナヨしている癖に突然開き直ってとんでもない頑固さを現す。
「近いうちに多分、切る!」
前文撤回。
ああ、コイツ。やっぱり切るの怖いんだな、、。
俺はこの間ゆうやが歯医者をブッチしてた事を思い出した。
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