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その日から開堂とのよくわからない関係が始まった。
一緒に任務があれば、必ずその後寄り道する。寄る先は飲食店や景色のいい所と、時間に余裕があれば時間で利用できる宿泊施設。何度も何度も抱き合った。
そして、その度に色々な事を聞かれた。
「任務は他にどんな事をしてきたんだ?」
「私がしてるのはおっさんも一通り体験したよ」
組織がしている事。
「指示は誰が出してるんだ? ほら、あのスキンヘッドの奴は偉いのか?」
「ボス、夜以外あまりいないからね。あいつはただボスに言われた通りに命令してるだけ」
組織の統率体制。
「報告書とか書くのか?」
「ううん。任務から帰ったら口頭で報告するだけ。まあ、この間奥で腰振ってた女に伝えたら、勝手にパソコンに打ち込んでまとめてくれてるみたいだけど」
「そのデータはその女しか持ってないのか?」
「あとはボスとあのスキンヘッドかな」
組織のデータの在処。
「ボスは何で夜しか来ないんだ?」
「さあ?」
「昼間は別の仕事でもあるのか?」
「どうなんだろ」
ボスの情報。
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