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【プロローグ】1 ダンジョンは物語の中だから夢がある……
ダンジョン
ゲームや小説では人々にとって魅力的な言葉となっている。
仲間達との冒険。
お宝を見つけて一攫千金。
太古の技術を発見し現在の技術発展に貢献。
人それぞれの夢が眠っている。
しかし、しかしだ。
それはあくまでもゲームや小説の話だから魅力的な言葉に感じるのだ。
仮に自分の命が脅かされる状況になってしまったら、その状況を楽しめるだろうか?
否!
断じて否!!
恐怖が先に立つに決まっている!!
ダンジョンには命の危険がある。
危険な動植物。
危険な罠。
こんなことは数多の小説で書かれている内容だ!
平和な時代の人間の考え方は、命あっての物種だ!
死のリスクがある中、財宝を手に入れようと喜んでダンジョンに飛び込むのは極少数だろう
その日暮らしも厳しいならその限りではないかもしれない。
け・れ・ど・も
ここは現代!
ここは日本!!
生きるという観点だけに焦点をあてれば、バイトでも極論なんとかなる。
「バイトの変わり映えない日々」と「命の危険があるダンジョン探索」
俺は間違いなくバイトを選ぶね!!
とは言ってもダンジョンなんて現代日本には存在しない。
なのでこんな考えなんて時間の無駄でしかない。
そう、ダンジョンなんて存在しないはずだった。
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