7人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
瓶詰魔女の瓶の魔法
むかしむかしある村の外れに、魔女の女の子が住んでいました。
魔女は村のみんなに、瓶に入った甘い甘い飴玉を配っていました。
みんなは飴玉を舐めてとてもいい気分になったので、もっとたくさん欲しがりました。
やがて飴玉がなくなり、瓶が空になりました。
それでも村人は飴玉を欲しがったので、魔女を痛めつけるようになりました。
魔女は瓶の魔法を使いました。
すると村人が瓶に吸い込まれ、とろとろに溶け出しました。
村人は飴になりました。
それは人々の欲望を飴に変える魔法でした。
欲望が強ければ強いほど、とても甘い飴になるのです。
瓶の中が綺麗な水玉模様になって、魔女は大喜び。
別の村に行って、また飴玉を配りはじめました。
【end】
最初のコメントを投稿しよう!