瓶詰魔女の瓶の魔法

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瓶詰魔女の瓶の魔法

 むかしむかしある村の外れに、魔女の女の子が住んでいました。  魔女は村のみんなに、瓶に入った甘い甘い飴玉を配っていました。  みんなは飴玉を舐めてとてもいい気分になったので、もっとたくさん欲しがりました。  やがて飴玉がなくなり、瓶が空になりました。  それでも村人は飴玉を欲しがったので、魔女を痛めつけるようになりました。  魔女は瓶の魔法を使いました。  すると村人が瓶に吸い込まれ、とろとろに溶け出しました。  村人は飴になりました。  それは人々の欲望を飴に変える魔法でした。  欲望が強ければ強いほど、とても甘い飴になるのです。  瓶の中が綺麗な水玉模様になって、魔女は大喜び。  別の村に行って、また飴玉を配りはじめました。 【end】
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