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本棚に追加 どうせ明日はお休みだ。寝ることは諦めよう。
そう思ってスマホを手に取る。寝ぼけ眼で髪がぼさぼさの可愛くない私がスマホの画面に映る。スマホの画面を暗い色にするのは間違ってるな、なんて独りごちながらスマホを開く。
ふと、彼がカメラ好きで共に写真を撮ったことを思い出す。どんな写真だったかな、とスマホをスクロールすればシャッシャとスマホの上を指が滑る音だけが耳に響く。
スマホのカメラロールには、彼との写真は1枚も残っていない。
「消した記憶もないんだけどな」
写真を探すのは諦めて、もう更新されない彼のSNSアカウントを開く。いつのまにか凍結されていたようで今までの履歴すら見れない。
「モヤモヤする。言いたいことあんなら電話でもかけてこいよー!」
夢の彼が言いたそうにしてるだけであって、本当の彼がどう思ってるかなんて知る術はない。
彼のメールアドレスも電話番号も残っていないのだ。私から連絡を取ることは、ほぼ絶望的。

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