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****side:管理人
その夜、管理人さんがオマスタを覗いてみると花ちゃんが、
『今日は合コン楽しかったです。また誘ってください』
と呟いていました。
リア友らしき人々がそれに対し、それぞれコメント寄せています。
────なああにいいい?! 合コンだと?!
許すまじ! リア友!
(リア友でもなければ、合コンでもない)
イライラしながらも彼らの会話を観察していると、話題はアイコン画に!
ここでまさかの、花ちゃん顔出し!
「ぐはっ! クソ可愛い!」
鼻血を吹きそうになり、慌てて机に額を打ち付ける管理人さん。
鼻と額から流血しつつ、画面を再び見つめると、
花:そういえばオマスタって表紙は変えられないんですか?
と彼らに質問していました。
しょっちゅう変更されるとサイトが重くなる為、オマスタでは表紙変更を禁止していたのですが、ここにきてそのことを指摘されるとは。
「俺は神だ! 俺にできないことはない」
花ちゃんの可愛さに俄然ヤル気の出た管理人さんは、設定を変更することにしたのでした。
**
「それにしても、コイツら花ちゃんとリア友なんて羨ましすぎる!」
とはいえ、リア友になるためのハードルは限りなく高い。
さてどうしようかと腕組みをした管理人さんは、花ちゃんのあるワードに注目しました。
「可愛いアイコン。そうか! イメチェンするべき時が来たのだ」
そう考えた管理人はイラストを作成してみようかとも思ったのですが、自分のセンスのなさを思い出し、電車にメンションを送ることに!
────翌日、電車のメンションにて。
菅:アイコンの作成をお願いしたい。
断ることは不可。規約によって俺のアイコン画が描かれることは保証されている。これを読んだならすぐに描け。直ちにだ! 写真は……ry
この現象は電車だけに起きたのでした。
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