![4ca97d3a-c90c-4ddb-a932-d3f6835bfd00](https://img.estar.jp/public/user_upload/4ca97d3a-c90c-4ddb-a932-d3f6835bfd00.png?width=800&format=jpg)
とっても可愛い花ちゃん。
いや、見た目ではなく、姓を”とっても可愛い”、名は”花”という。
彼女の父は(株)原始人というちょっとアダルティなデザインなモノを製作している会社の本社に勤務。苦情係の課長である。
───過保護だけど、イケメンよ。
『とっても可愛い花ちゃん』は可愛すぎる為、今まで友達が出来たことがありませんでした。出来たのはストーカーさんばかり。今年こそは友達が欲しいと願い、SNSを始めることに決めました。
「どこがいいかなー?」
花ちゃんは高校生でしたが、えげつない小説が大好きで月に100冊は読み漁っています。小説投稿サイトでエロエロ小説が読みたかったので、年齢は偽ることにしました。
(規約違反です! よいこのみんなは真似しないように)
「三角関係のもつれで殺されちゃうくらいエロエロなやつよみたーい」
(可愛いけど花ちゃんはド変態でもあります)
「三歩行けば不倫……これ読みたいな。えっとこのサイトは」
(どんな状況だ!)
花ちゃんが投稿サイトの名前を読み上げます。
「お前がスターだ! ……え? わたし? 人間なんだけど。まあいいか」
花ちゃんはこのサイトに登録することにしました。
「うーん……始めたばかりで友達いない。さみしいなあ。ちょっと呟いてみよう」
![c0083bc6-a46a-49aa-927e-f5fc3709c9f8](https://img.estar.jp/public/user_upload/c0083bc6-a46a-49aa-927e-f5fc3709c9f8.png?width=800&format=jpg)
「ん? アイコンの背景が赤い⁈」
───もしかして、お前がスターだの”スター”って星じゃなくて、
犯人⁈
「なんという、ダジャレ……(汗)」
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