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****♡Side・花ちゃん
───翌朝。
「はぁ。覗き防止シートはつけてるけど……」
朝から”あはん! うふん!”な小説を閲読したい花ちゃんは、憂鬱でたまりません。
しかしサイトに入って驚きました。
「え! 文字サイズ変更できるんですけど?」
昨日のことは幻だったのか?
それとも、若年性認知症なのか。
「確か、昨日誰かに質問したような気が」
花ちゃんは、昨日の呟きを確認してみました。
アメリカ在住さんからのコメント、花ちゃんのコメントのしたに一つコメントが増えていました。
と。
「だれ? 官房〇官?」
(それは菅と書く。こっちは竹冠だ! ちなみにこれを書いたのは2019年である)
「ま、いっか。お礼言っとこ!」
「そろそろアイコン変えたいなぁ。デフォルトはかまいたちだし。かまいたちの花って呼ばれたら釜井なのか花なのか、釜井たちの花なのかわからないし」
(そもそもなにいってんだか、わけわからないが)
「でも、絵描けないし、自画像とかちょっとなぁ。年齢バレて、エロエロ小説読めなくなったら困るし」
(顔だけでは、一歳くらいわからないものだ)
「憂鬱だぁ!つぶやいとこ」
「マジか! なんて不親切仕様なの。まあ、いっか。お礼言っとこ!」
その一言が、斎藤に不運を呼ぶとも知らずに。
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