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****side:管理人
文字サイズが変えられないと嘆いていた花ちゃんのために、文字サイズが変えられるように設定した管理人でしたが、今度はアイコンが変えられないと嘆いていました。
「アイコンとな!?」
管理人は少々頭が固かったので、デザインを考えるのではなく色を変えるという方向に走ってしまいました。
「そうだなあ、女の子は赤、男の子は青、性別不明は緑にしよう!」
結果、男女のトイレマークと非常口誕生!
「オカマはピンクでもいいけど、苦情がきそうだしな。これでいいな、花ちゃんも喜ぶはず」
(喜ぶわけ無い)
そうだ! 可愛い花ちゃんのために花アイコンも作ろう!
うーん……なにがいいかな。あまり、花知らないんだよな。
そういえば、中学の時は机の上によく花が置いてあったな。
俺、人気者じゃん?! って思っていたけど、授業中花瓶が邪魔だった。
「たしかあれは、白菊と彼岸花だったな」
紅白! おめでたいな。
(おめでたいのは君の頭である)
しかし気になるのは……
「斎藤め!」
花ちゃんに特別扱いされているなんて!
「許すまじ、斎藤」
**
翌日
斎藤さんの小説だけ、怪奇現象が起きたのでした。
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