2階(2)

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そうだよね、あの子は、僕らが知っている子と違うんだよね…… 優が少し、悲しそうに言う 会って来たんですか? うん、記憶があると信じて、本当だったんだね奈央 ……ヒントをあげたんですよね? でも あの子は、僕たちの知っていて、探している子じゃない あの子はあんな悲しそうなくらい瞳をしていなかった ―貴方にはそう見えたんですね、貴方は優しいから、それを知っていても しばらく一緒にいてこの場所から出そうとしている、とてもいい人です 私には、そんなことできません、あの子を見ていると、辛くなる… それが普通だよ、……僕は、なるべく5番目にあの子を合わせたくない 5番目は何をしでかすか分かりませんからね、危険人物です ……その事故の話はやめよっか、そろそろ僕はあの子の様子を見てくるよ
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