さんたくろーすのおとしもの

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 きょうはくりすますいぶ。  きょうはわたしのさくせんをじっこうするひ。  なにをするのって?  そう、きょうはさんたくろーすをつかまえるの。  いつもわたしのまくらもとに、ぷれぜんとをおくの。  だから、さんたくろーすが、とおりそうなところに「とらっぷ」をしかけたの。  まず、とをあけると、こながふるしくみをつくったの。  それで、さんたくろーすをおどろかせるの。  つぎに、あわてたさんたくろーすが、ひもにからまるように、しかけをつくったの。  これでさんたくろーすをつかまえるの。  さいごに、おおきなおとがなるように、ひもにすずをつけたの。  これで、さんたくろーすがきたら、わたしがおきられるようにしたの。  じゅんびはととのったの。  だから、わたしはべっどでよこになってねたの。  あした、さんたくろーすがつかまることをゆめみて。  あさおきたら、わたしのへやは、ぐちゃぐちゃになってたの。  わたしのしかけた「とらっぷ」は、ぜんぶひっかかったみたい。  でも、さんたくろーすはいなかったの。  つかまえられなかったみたい。  よくみると、あかいぼうしがおちてたの。  きっと、これは、さんたくろーすのおとしもの。  ほかのこどもたちにぷれぜんとをわたすのに、あたまさむかっただろうなって。  わるいことしちゃったかな。  わたしは、このぼうしをぷれぜんとといっしょに、だいじにすることにしたの。  らいねん、ごめんなさいのてがみといっしょに、ぼうしもかえしたいから。
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