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ーー風邪を、ひいた。
「39.4℃……なるほど、死にかけじゃねーの」
死にたいくらい体調が悪いのは、昨日の醜態のせいだけでは無かったようだ。
ーーいや、そりゃ雨の中で傘も差さずに歩きゃあ、そうもなるわな。
「大丈夫? やっぱり学校休んで面倒見ようか?」
ベットの中で唸る俺を見て、絞りきれていないべちょべちょのタオルを俺の頭に乗せて、俺の幼馴染で居候の真昼はそういった。
「いい、さっさと学校に行け」
ベチャベチャのタオルを息を切らしながらどうにか洗面器に水切りしてそう返す。コイツに任せたら、余計に体調が悪化しそうだ。
昨日の時点でぶっ倒れ、夜間病院に運び込まれた。もらったクスリを飲んだおかげで少しはマシな体調になったが、流石にまともに料理も出来ない真昼の面倒は見れない。
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