ここまでのあらすじ

7/9
前へ
/44ページ
次へ
 一瞬、周囲の音が消えた。  ーーそれは数秒だったが、雨音が耳に戻ってきて意識が現実に追い付く。 「話はそれだけ?」  俺が何も言えずに力無く頷くと、キツネ先輩は肩にかけていたバックを担ぎ直して踵を返す。 「それじゃあーー」  教室のドアの前で立ち止まり、
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加