最初から勝敗はついていたよ。負けたのは

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朱里「濡れずに済んで良かったですね」 クッパ「そうだな。雨の様子的に継続ではなく一時的な感じだから、暫くここで雨宿りだな」 朱里「そのようですね」 クッパ「座るか」 朱里「は、はい…ビクッッ」 クッパ「(さっきまで明るかったのに、雨になった途端声が強張っているな…何かあるのか?」 ブルブル…ブルブルブル…… クッパ「朱里」 朱里「はっ、ご、ごめんなさい!寒いわけでもないのに震えて…」 クッパ「嫌なら無理に言わなくていいが…雨が怖いのか?」 朱里「あ、雨は怖くないですよ。寧ろ、名前が朱里というくらいですから雨は好きです…」 クッパ「では、何をそんなに震えているのだ?」 朱里「雨になって湿ってジメジメしてくると…奴が出現して」 クッパ「……奴?」 ヒョコ…(´∀`)ノヤァ←cv:某夢の国の鼠ボイス クッパさんが首を傾げていると、朱里はその奴を発見したのかクッパさんも驚く位の怖がりっぷりでクッパさんにしがみ付く 朱里「いいぃぃぃやあぁぁぁ‼︎‼︎‼︎」 ギュゥゥゥッ〜 クッパ「朱里、お、落ち着くのだ⁉︎どこにいるのだ、その奴は」 朱里「ああぁ…あそこの石の隙間から覗いて……ひいぃぃっ」 クッパ「石の隙間?……もしかして…"な"m…」 朱里「言わないでください!奴の名前聞いただけでも鳥肌が‼︎呼ぶ時は名前をNでお願いします‼︎」 クッパ「…魔王や大悪党も恐れない朱里がこんな噛みつきもしない、遅い小さいNが弱点だったとはな」 朱里「Nもそうですけど、Kもそうなんです…クッパさんがスマブラに来る前にネス君とピカチュウたん達で雨の時に水溜りで遊んでいたらこういう屋根の上から私の顔の上にNが降ってきて以来トラウマに…」 クッパ「そうか…」 朱里「でも、トラウマ抱えたままなのはいけないと思って私なりにNを克服しようと思って調べたんです。けど、調べてる最中に今度はお風呂場にも現れて…しかも2つもいて更に触っちゃって。余計に…」 クッパ「災難だったな…」 朱里「因みにその日以降2週間位怖くなってお風呂入れませんでした」 クッパ「そんなに怖がる様子を見てしまうと、吾輩の所にいるケメクジをみたら失神するかもしれないな」 朱里「なんですか。そのNとKをミックスしたような名前の者は」 クッパ「NとKみたいに軟体生物なのだが、こいつらと違ってケメクジは頭に三本程の毛が生えている奴らだ」 朱里「へ、へぇぇー…サアァ」 想像しただけで顔を青くしてする朱里に、クッパさんは朱里を引き寄せて 朱里「く、クッパさん?」 クッパ「そろそろ6時間経つからな。身体が元に戻れば吾輩が雨止むまでこうしていてやる。さすれば、怖くもないし見なくても済むだろ?」 朱里「〜///(もう、どこまで優しいんですか。普通、弱点を知ったらそれを使って相手を陥れて服従させたりするのに…本当、悪に向いてない悪い魔王様だな……そんな所も素敵なんだけど)」
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