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クッパ「さて、ハプニングはあったが公園を一周したな」
朱里「この後はどうするんですか?」
クッパ「最初行けなかったボート乗り場に行くか」
朱里「はい!」
〜ボート乗り場〜
朱里「アヒルさんボートと手ゴキボートどっちにしましょうか？」
クッパ「朱里の好きな方で構わないのだ」
朱里「じゃぁ、あひr…」
スタッフ「sorry！アヒルboardは予約で全部埋まってしまってるんだ‼︎手ゴキboardなら直ぐguide出来るぜ」
朱里「えぇ⁉︎でも、私ボート漕いだ事ないんですけど…」
スタッフ「そこのBoy FriendならCan doだろ？ﾆｺ」
クッパ「当たり前なのだ」
スタッフ「それならNo problemだ！」
そして、スタッフに案内されたまま2人は手ゴキボートに乗って湖の真ん中を目指す
それを見送ればスタッフは帽子を取って
スタッフ「全く、初回デートのcoupleでアヒルboardはないだろ。まだまだ勉強不足だな、朱里」←実はこちらも変装したファイター
ギィギィ…
朱里「わぁ、クッパさん上手ですね！」
クッパ「クラウン等の操縦に比べればこんなの余裕なのだ。それよりも、そろそろ真ん中に着くぞ」
朱里「あの、ハートの紅葉の真ん中にこの紅葉を上手く入れば願い事叶うんですよね！」
そう言って朱里スタッフ(ファイター)から貰った紅葉を真ん中を狙って投げる
しかし、そう簡単に入るわけがなく全て外す
朱里「全部外れちゃいましたー」
クッパ「ふん、どうせboardを借りてもらおうと考察したスタッフ共の策であろう。外れてもまた借りてもらおうというな」
朱里「それもあると思いますけど…」
クッパ「？」
朱里「私の場合、願い事叶ってるから入らないんじゃないかな」
クッパ「叶ってる？」
朱里「はい、だって今こうやってクッパさんと近くでお喋りしてご飯食べて楽しく過ごせてますもん」
クッパ「それって///」
朱里「私が願う事は１つだけ。"クッパさんと楽しく過ごせますように"です。」
クッパ「わ、吾輩に参ったと言わせるんじゃなかったのか？」
朱里「あれは願いじゃなくて、目的です。私の願いはぜーんぶ、クッパさんの身の安泰だけです。けど、そんな身の安泰を願った所でクッパさんからしたら余計なお世話なのかもしれませんけど」
クッパ「そんな事はない…。ヴィランであり、他の者達に身体の心配をされた事などなかったからな。朱里のその気持ちは嬉しいぞ」
朱里「そんな、私の方こそ…」
その時お互い目が合い、何も話さず、身体が引き寄せ合うかのようにゆっくりと近づいていき、双方の唇が重なろうとする
ｷﾞｼ……
が、
ザアァーー
朱里「きゃぁぁぁぁぁ⁉︎あ、雨‼︎⁉︎」
クッパ「空気を読んでいないのか、あえて空気を読んだのか絶妙なタイミングでまた降ってきたな」
朱里「せっかくクッパさんから服とタオル買ってもらったのにまた濡れちゃいますー‼︎」
クッパ「一先ずボートを岸に戻して近くの屋根のある所へ避難するぞ、朱里掴まっているのだ」
そういうと、1番近い岸にボートを止めて2人は屋根のある場所へ避難する
幸い強い雨量ではなくお互い濡れはしなかった。
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