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朱里「さぁーて、私は小説を描く為部屋に引き篭もるかな」
クッパ「朱里」
朱里「クッパさん!乱闘確かまだ休みでしたよね?」
クッパ「あぁ、まだ休みだが…貴様は予定はあるか?」
朱里「はい、時間はありますけど…どうしたんですか?」
クッパ「ここじゃなんだから、移動するぞ」
朱里「はい…?」
〜屋敷の温室〜
クッパさんは、噴水の前で朱里の手に黒い小さな正方形の箱を渡す
朱里「なんですか、これ?ピーーー?もしくはピーピピピ?(R18発言の為規制音を入れます)」
クッパ「違うわ‼︎‼︎開けてみろ‼︎」
パカ
入っていたのはシルバーに輝く朱里の指サイズの指輪で真ん中にムーンストーンが入っていた
…パクン←閉める
……パカ…パクン
クッパ「何回開閉しなくても良いわ!」
朱里「あのー、これ物凄く高価な物に見えるんですけど」
クッパ「あぁ、この間運動会で優勝し山分けした賞金と吾輩の貯めたファイトマネーで買ったのだ」
朱里「Why?」
クッパ「朱里と今後も一緒にいたいから吾輩なりの誓いの形だ。言葉でいくら言っても貴様の事だ直ぐ、どこかで不安に陥るなら確実に形となっている物があった方が安心するだろ?」
朱里「どういった誓いなんですか?あと、私不安に陥ってるってどういう事ですか?」
クッパ「ここまでして、更に言ってるのに、貴様はステルス級の鈍感だな」
朱里「え?は?」
そして、クッパさんは朱里の目をしっかりと見て
クッパ「朱里、夏祭りの告白の時に言った言葉を覚えてるか?」
朱里「勿論、あんな告白されたのは生まれて初めてです。[貴様の一部を吾輩が奪った。つまり、吾輩の物だ。だから付き合え]ですよね」
クッパ「その時の言葉に嘘偽りがないと言う意思表示がその指輪だ」
朱里「え?」
クッパ「どストレートに言うとだな…吾輩は、貴様と夫婦になりたい」
朱里「えぇえぇぇぇぇぇ⁉︎」
クッパ「運動会の時もデートの時も貴様の姿を見て、怒った顔も笑った顔もどの表情も目で追ってしまう。これからもこの先、貴様以上に好きになる相手はいない」
朱里「パクパク……///」←何も言えず顔が赤くなる
クッパ「だが、そう思うと同時に吾輩はヴィランの癖に戸惑ったのだ。欲しいものはなんでも力ずくでがモットーの吾輩の考えを朱里に強要しても良いのかとな…」
朱里「クッパさん…」
クッパ「確かに吾輩の一部となったと言ったが、その一部一部を粗末に扱うと綻びが発生する。だから、吾輩の一部となる朱里の存在を大事にしたいのだ」
朱里「…それで、指輪なんですね」
クッパさんは一つ頷き
クッパ「あぁ、いつまでも朱里を大事に思ってるという吾輩なりの意思表示だ。別に付けろとは言わないが…持っていて欲しいのだ」
朱里「指には流石につけませんけどネックレスとして肌身離さず持ってます」
クッパ「そうか。吾輩も城の事、ファイターの事、ヴィランズの事を考え纏ったら改めて貴様に話す。その時…受けてほしいのだ」
朱里「わ、私なんかで良ければ喜んで」
クッパ「なんかではない。朱里だから受けてもらいたい。言いたかったのはそれだけなのだ。また、時間ができれば連絡する。そしたらまたデートするのだ」
そういえば、クッパさんは温室を後にして誰もいない噴水の前でもらった指輪を握りしめてこれからの事を祈る朱里だった
おーわ、り( ●︎≧︎艸≦︎)
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