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私は、誰よりも真守様を信頼しているの。真守様だから、うずら丸を安心して預けられているのだし。
何より、光成お兄様の話題で一緒に盛り上がれる唯一の『同志』なのですもの! 同志、すなわち信頼枠!
「じゅんばん、ないのか。まもり、ばんごうも、つけてもらえない、かわいそうなやつ、だったのか」
ん?
「どうしよう。うずらまる、まもりに、わるいこと、したかも、しれない」
うずら丸?
「たまこが、みつなりに、ほうこく、してたから、おなじこと、まもりにも、いった」
「……何を?」
「あつこが、こいしてる、あいてが、まもり、だって」
「えっ?」
「うれしい、しらせ、だって。たまこ、こうふんして、ないてた。だから、まもりも、うれしくしてやろうと、おもって、おしえてやった」
え……。
「そうしたら、まもり、はなぢ、ふいた」
「……」
「いまも、やねのうえで、はなにつめた、かみを、あかくそめてる。じゅんばんも、つけてもらえない、みじめなやつ、なのに。わるいこと、した」
……どうしましょう。
「あ、あつこ。みつなりたちの、えんそう、おわったぞ。びゃくえんさまと、まもりを、よんできてやる。まってろ」
「あっ、うずら丸! 待って!」
『待ってろ』じゃないわ。あなたが待って! 待ってよ!
誤解されたまま、どうやって真守様と顔を合わせたらいいの?
「うずら丸ーっ!」
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