普通男と魔法の徒

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普通男と魔法の徒

「「「かんぱーい」」」  とある居酒屋、とある3人がビール2杯と麦茶1杯をかちゃんとぶつけて飲んでいく。 「いやー、こうして集まるのも久しぶりだな?」 「あいつだけいないけど、?」 「だ」  どうやら本来なら四人で酒盛りをするらしいが、一人が何らかの原因で来ていなかった。  だがしかし、彼らは慣れていた。  一人の優男は麦茶をちびちび飲み、普通の男はいつの間にかジョッキに入ったビールを飲み干し、ゴスロリは焼き鳥をほおばっていた。 「最近どうよ?なんかあったか?」 「事件らしいのは一つあったけど、基本的に開発ばっかしてたな」 「事件ってなーに?」  上から順に優男、普通男、ゴスロリがしゃべる。 「そうさなぁ、あれは三か月前のことだ。ゴスロリ(おまえ)に頼まれたものを作ってる最中だった…………」  そして時は三か月前に遡る。

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