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墓地巡り
これは、未だに謎の出来事です。当時まだ入社して2ヶ月か?3ヶ月位だったでしょうか?埼玉県のある会社の寮生活をしていました。だいぶ昔なので記憶も、曖昧ですが、生活に必要な日用品を買う為に、一番近い忠実屋と言うスーパー?に早番が終わって向かう事に?管理人さんに頼んで寮の自転車を貸して貰うと、その日は一人で慣れて来たので聞いた自転車での新ルート開拓に挑戦する事にしました。自転車でも何とか道を覚え始めた頃でしたが、そのバスルート沿いの道より、こちらの方が近いと教えてもらったのです。同じ部屋の子が道路地図で、ちょっとだけ時短かな?何て調べてくれてその新ルート開拓の為でした。寮を出たのは、3時半だったと思います。忠実屋までは自転車でだいたい二十分かかると、思っています。寮を出たのが、3時半ですけど…この時間を覚えておいて下さいね?後で不思議な体験をしてしまいますよ?テレビで、きさらぎ駅の体験を見て居ましたけど…何かそんな異界に一瞬迷い込んだのかもしれません。深夜では在りませんが…。地図で学習して、電話ボックスのある変形十字路を右折…結構大通りです。ここまではよかったんだけど…。
更に近道だと思った墓地の脇にある通路の様な自転車1台が通れる細い小道から、向こうの道路に抜けようとして…
あれ?此処どこ?さっき見えていた向こうと違う?
見たことの無い場所でした?墓地の脇を通る時は、見覚えた、道路に出る筈だと思ったのに…。此処から記憶が曖昧です。何故かと思うと、慌てて戻ったのか?戻った記憶が無い様な感じがして居るから何です。体制てきに自転車を持ち上げてのUターンが無理なのと、人の気配がした?だけど…曖昧でした。戻ったのか?わかりません?どちらにしても全く方向感覚を失ったとしか?思えないのです。見覚えの無い場所ですが…近付いて居るなら、忠実屋を探せば良いと思いました。自転車で高い建物を探せば田島団地か?スーパーにあたるだろうか?そう考えるとやみくもにその方向に向かいました。
一本入る所を間違ってしまった。そう思っていたのです。辺りはなんと無く誰も居ません?住宅街に来たのに人の気配がしませんでした。そう不思議に人が住んでる気配はあるのに誰も居ない?異様な感じがして…一刻も早く此処からでないとと、焦りました。
自転車で目印になりそうな建物を捜そうと迷って止まった時です。目線の先に墓地がみえました。
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