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あきら
ピンヒールをはいて
あきらは歩く
夜の闇をふらふらと
キレイな鼻筋に
赤い唇
もう帰りなさいよ
いやだ
もう少し
俺は中学一年生
母ちゃんがあきらと仲良しなんだ
そして俺はあきらといるのが
大好きなんだ
今日はお昼ご飯あきらの手料理で
夜まであきらん家にいた
なんてラッキー
まったく変な子ね
俺は美しいものが好きだ
例えばCHANELの口紅に
あの人の長くて真っ直ぐな足
そしてもちろんあきらさ
あきらのショーを見た日は
ハートが熱くて眠れないほど
俺はこの世界をもっと知りたい
もう遅いから一緒に帰るわよ
まったく手のやける子ね
ほら来なさい
何踊ってんのよ
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