青空郵便局

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「おばあちゃん、きたよー!」 「……うぅ」 「!?おばあちゃん、だいじょうぶ?どうしたの?」 「っ、あらあら……ごめんなさいね、ビックリさせちゃって」 「どこかいたい?せんせー、よぶ?」 「ふふ、大丈夫よ。ありがとう」 「……ほんと?」 「ええ、おばあちゃんは嘘はつかないわ。……届いたのよ、おじいちゃんからのお手紙が」 「えっ、ほんと?なんてなんてー?」 「『急がなくて良い、ずっと待ってるから泣くのをやめなさい』……だって」 「!やっぱりおばあちゃん、いたいところあるの?」 「大丈夫、おじいちゃんからのお手紙を読んだら痛いの無くなっちゃったわ」 「そっか!おじいちゃん、おいしゃさまだもんね!なおしてくれたのかなー?」 「そうかもしれないわね。…………」 「?おばあちゃん?」 「……………………」 「えへへ、おばあちゃんにあたまなでられるのすきー」 「おばあちゃんも、あなたのこと大好きよ」 「"そうしそうあい"ってやつだ、おにーちゃんがいってたよ!」 「あらあら……でも、その通りね」
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