追い求めて

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追い求めて

卑猥な音が部屋に響いてる。 自分の声を聞きたくなくて、解けかけた手首のシャツを耳に当てながら、また果てる。 「あ、あっ…!やだ、…も、無理…ぃ」 「おい、悠…まだ挿れてもねぇぞ…」 「久々で身体が悦び過ぎてるんですよね、可愛い」 「は、あ、ぁんっ…そこ、やだ、ぁ」 「あー、痛てぇ…早くぶち込めれば良いんだがなァ…俺だってお前を傷つけたいわけじゃねぇ」 「ん、ぅ…あ、かはっ…あ、は…はぁ…」 開ききった口からは唾液なのかなんなのか分からない液体がこぼれ落ちる。 「水分不足ですかね?涙目、もうちょっと見ていたいんですが…」 「脱水したら元も子もねぇ」 「そもそも、晶の前戯が長いからでは?」 「るっせぇな、前はヤる直前までプラグだのなんだの入れてたからだろ」 「ぐだぐだと…可愛くないですね」 「お前に可愛いなんて言われた日にはこの学園の人間が1人居なくなるだろうな」 「晶ちゃん可愛いですね」 「殺すぞ」 「冗談です、悠に変なこと教えないでください」 「ほぼトんでんだけどな」 もうわからない、ぐるぐるする…。 「せ、んぱ…喉…」 「あ、私の飲みます?」 「今飲ませたらこいつ死ぬぞ」 「はぁ、分かってますよそれぐらい…ほら悠、口開けて下さい」 とけたのは下半身か、脳かも分からない。 言われるがままに口を開けた。 「ん、っぅ…ん、…」 「…、っは…」 「おい、飲ませたら退けよ」 「嫌です、私さっきからずっと暇してるんですからね」 そんなやり取りが聞こえてきて…、 またすぐに口を塞がれる。 「は、ぁう…先輩…、あ、っ?!」 「先輩禁止」 「あぁあっ…!!い、た…っ志築…さ、ま…?」 「んー、今日は呼び捨ての気分だったんだけど、なっ…」 「ぇ、あ、あっ…は、ぁああぁっ!!」 前触れもなく貫かれた。 圧迫感に呼吸も忘れて、また果てて… もう何回出したろう 白濁とした液体は、透明になって…勢いもない。 「あ、こ、われる…ゃぁあ…」 「私も呼び捨てがいいです、悠」 「ん、んむ、…ま、こと…」 「はぁ、可愛い、世界一可愛いです悠…」 「おい、悠…お前俺の上に乗れんだろ、深く入らねぇぞ」 不意に言われて、抜かれる。 その感触にさえ感じてしまって… 「、んぁっ…ぁう、ん」 膝立ちにすらなれない。 腰が立たなくて、巫堂先輩に食べてくださいと言わんばかりの格好をする羽目になってしまった。 「え、?私ですか…?」 「ははっ、そんな欲しかったか?誘うなんて可愛いことするな悠」 「ち、ちが…ゃ、もぅ立たなくて…許して…」 「私は怒っていないですよ、可愛くて愛おしいです」 「あ、や…」 「可愛い、まだ中に出されてないっていうのに…どうしてこんなに濡れてるんですかね…?まるで女の子みたいですね…悠…、可愛いです」 「ん、…女の子…じゃ、な…い…、」 「女の子だったら赤ちゃんできちゃいますね…ココに…」 とお腹をさすられて背筋がゾクゾクと震える。 こんなこと言われて 嫌なのに、身体が悦びを覚えてる。 「ふふ、締まりましたね…じゃあ今のうちに…」 「お前も話が長ぇな、人のこと言えねぇぞ」 「分かってないですね、こうした方が悦ぶんですよ?」 「悠、俺にして欲しいことは?」 優しく髪を撫でられる。 こういう時に甘えたらどろどろに溶かされる。 でも、甘えるしか方法はない…。 「ん、気持ちいのして…欲しい…」 「お前今なんでも気持ちよくなれるだろ?あ、それならこれがあるぞ悠」 「ぇ、?あっ…?!な、いきなり…っ!や、ぅ…あぁぁあ、は、ぁ…出ちゃう…出…っ」 首輪に意識が向いた瞬間、奥に巫堂先輩のモノが入ってくる。 何度目かも分からない射精を促されて 呆気なくイった俺の頭は上手く回らない。 「じゃ、首輪してやる」 「え、やだ…ぁ…お願い…なんでもする…、するからぁ…っ!」 貫かれた身体じゃ何も出来ない 「可愛いです、悠…悠っ…」 「ぁっあっあぁあっ、は、ぅ、うっ…」 (カチャン) 「っ!!あ、これ…ゃだ…締めないで…」 「って言われると締めたくなるな、こうか?」 (ググッ) 「ぐ、ぅ…かはっ…あ、あっ゛また、っ…」 無意識に眞のを締め付けてしまう。 「くっ…締められて感じるなんて…っ」 「ご、めんなさ…ん、っぁあっ」 「いい眺めだな、悠…」 ちゅっとおでこにキスを落とされる。 「あ、あっ…苦ひ、ぃ…っイッちゃう…やだぁ…!」 「っそんなに締め付けないで下さい…っ…!悠、ちゃんと中に出してあげますからね」 「え、ぁっ中はだめ…っ!!だめな、のっ…」 「なのって、なんでそんなに可愛いこと言うんですか…!!!絶対出す」 「はははっ!変態に火をつけたら止まらないぜ悠」 「んぁあっ、あっあっぁあ、!は、…んぅっ!!!」 一層激しく突かれて、最奥でドクドクと脈打つそれは萎えるどころか一回り大きくなった。 「あ、やだ…またっ…?」 「ふふ、またシたいです…次は首輪をもっと締めましょう」 ニコニコしながら地獄を突きつけてくる…。 「残念だが次は俺なんだよ、先に出しやがって」 「じゃあ悠、また次入れて差し上げるので…咥えてください」 「台詞が気持ち悪いな」 「ふふ、晶には負けますよ」 「んだとコラ」 …もう手足も動かない。 それでも揺さぶられれば身体は快楽を求める。 …あ、もうダメ…かも… そこで俺の意識は途絶えた。
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