繋がる想い【交互視点】

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私は昨日から下着を変えていないし、シャワーも浴びてない。 さすがに勝手にシャワーを借りることはできなかった。 匂いも気になるけど、今日着けている下着が、洗濯が間に合わず上下ちぐはぐなのを思い出したのだ。しかもかわいくないやつ。 男の人はそういうの気にしないかもしれないけど、やっぱり自分が気になって仕方がない。 特に好きな人相手だと、少しでも良く思われたいから。 急激にかわいげのない現実に引き戻され、彼を制止してしまったが、彼の顔を見て焦った。 「あ、えと………、イヤ、とかそういうわけじゃなくて、その……、今日は、ダメ……です…」 それを聞いた彼はしばらく考えていたが、何かに気づいたようで、 「ああ、そっか。ごめん!そういうの考えてなかった。そっか。そういう日もあるよな」 と言って、服を直してくれ、チュッとキスを落とした後、私から離れた。 「あ、なんか必要なものあったら買いに行こうか?」 「え?」 「ほら、えっと……、薬とか、ほかにもいろいろ…」 薬? 「あ、それか、もしかして家で休みたかったりする? 俺男だから痛みとかわかんないけど、結構キツかったりするんだよね?」 …なんか、もしかして、勘違いしてる?かも。 でも、いっか。 そういうことにしておこう! 「えっと、今は大丈夫ですけど、今日は、帰りたい、かな〜」 「そっか…………。あ!じゃあ、送って行くよ」 なんとなく落胆したような彼だったけど、送ってくれると言うので、少しでも一緒にいたい私は、その言葉に甘えることにした。
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