芽生えた気持ち

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 樹は、夜なかなか寝つくことが出来なかった。  隣の部屋で真白が眠っている。  妹の洋服を身に付けた真白は、少女そのもので愛らしすぎた。  思わず抱きしめたくなるほどに……。  彼の裸体は酷い暴行の痕がなければ、きっと白くて綺麗であるに違いない。  あの真っ白な身体を抱きしめられたら……。  想像すると、自分の男根が膨らんでくるのを感じる。  あのような容姿の真白だから、いじめグループの欲情をかきたたせたのだろう。  真白を虐げていた連中が、性的行為を行いたくなるのも理解出来羨ましくなる。 「何考えているんだよ、俺は……最低じゃないか」  よこしまな考えをよぎらせた自分の頭を、両手の拳で叩き続ける。  我を忘れてしまうほどの美しさが真白にはあるのだ。  樹は真白の裸体を思い浮かべ、自慰行為を繰り返した。   
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