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スマホの通知音が鳴って、私は通話マークをタップする。
「お疲れ様です」
「おつかれ、スケジュールかつかつでごめん。だいじょうぶだった?」
「はい、とりあえず何とかなりました。バグチェック早めに始めてもらえたらので助かりました」
「はー間に合ってよかった。どうなることかと思ったけど」
「あのー紗季子はだいじょうぶでした?荒れてました?」
「あーうん、3日くらいはちょっと大変だったけど、何とか。また、彼女から話きいてやって、俺には詳しく話せないらしいから」
「はい、わかりました。今日はサーバチームに渡したらもう終わりですか?」
「いや、今、並行してゲームやってて、事務所で缶詰中、これで3日目。ちょっと限界きてるかも。久々に制作にはいっているから、それにしても疲れた」
「3日目って事務所で寝泊り?ご飯はどうしてるんですか?」
「あーデリバリーしたり、お弁当だったり、まあいろいろだけど」
「あっそれじゃあ晩ご飯差し入れしましょうか?まあ、大したものはできないですけど」
「えっ!それはうれしい!助かる〜。もう、何を食べるかって考えるだけでも億劫で。えっっと今はーー、全員で5人かな。飲み物は大丈夫かな」
「了解です。それじゃあ陣中見舞いってことで、7時くらいにうかがいますね」
「それじゃあ、よろしくお願いします」
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