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本当の俺
僕は高校三年、掛川龍也『カケガワリュウヤ』クラスでは、オタクを演じている。
好きな子?もちろんいるさ!でも見た目が悪い性か好かれていない。
クラス中で僕の事を『もやしオタリュウ』と言われているらしいが気にしない。
なぜなら僕、本当の僕は、周りによくいるチャラい系男子。
でも、両親が社長をしていて本当の僕を出せない、こんな僕を出してしまうと両親に迷惑がかかるから隠し続けている。この生活を始めて早、十三年、大分頑張った。
そんな僕が爆発した時の事。
「おはようございます。リュウヤ様」
「やめろよ、その呼び方、うざい」と思わず俺は使いに言ってしまった。
すると使いは、「リュウヤ様なんとはしたない言葉を…」と言った。
「学校へ行く車の手配が整いました。どうぞ」と少し悲しげに言った。
俺は無視をしてそのまま車へと急いだ。
学校へ着くと俺はいつもと違う身だしなみで、髪もセットをして入っていった性かクラス、学年、先生共に二度見をされた。
「コ、コラ…カツラガワ?なんとゆう身だしなみだと生徒指導のウエダが一番に声をかけてきた。
「うるせ」と俺は言い捨てクラスへ行った。
クラスへ入るとクラスが静かになりたいクラスの中原英人『ナカハラヒデト』が声を掛けてきた。
「お、お前…オタリュウか?なんか…イメチェン?」と聞かれ腹が立ち、思わず「はぁ?ダマレ」と言ってしまいヒデトは俺を睨み付けた。
俺は余計に腹が立ち、生まれて初めて人を殴った。
でも、後悔の一つもなかった。開放感でいっぱいだった。
なぜか笑みが出ていた。自分でも不思議だった。
それからと言う事、俺は校内で、『オタク』ではなく『ヤンキー』として名前が通るようになり、本当の自分でいられる事に幸せを少し、感じ日々学校へ通っている。
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