ギャラクシーエキスプレス

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「銅も~。ギャラクシーエキスプレスで~す。と言うわけでね。銅とどうもをかけてみたんですけれども」 『黙れ機械人間ッ!』 「いきなりご機嫌斜めですね。どうしたの?またネジにでもされそうになったの?」 『ネジにしたがってたのはあんたやないかい』 「シーッ!それは最終回まで言わない約束ッ!」 『最終回って、そもそもいつの話やと思っとんねん。下手したらオーバー40以外、999の元ネタ自体がふわふわしとるわ』 「大丈夫よ。銅像にしてくれるほどやからみんな知ってるって、今でもカラオケ行ったら分厚い本に999のテーマ曲も載ってるはずよ」 『カラオケ屋に分厚い本なんてもうないくらい時代は流れてる言うねん』 「え、そうなの?でも、あのテーマ曲は今聞いてもポップよね?」 『ささきいさおのやつ?』 「それもいいけど私が一番好きなのは映画版のラストの」 『ああ、あの、82代天皇が歌ってた?』 「その後醍醐じゃなくて」 『後醍醐天皇は96代やッ!俺がボケたんは後白河天皇やッ!』 「そんな二段階右折みたいなボケかまされても収拾がつかなくなるんで先に進みますけれど。とにかく、これからもここで頑張っていかなあかんわけですけれど……」 『黙れ機械人間ッ!』 「またまた、どうしたの、母親が剥製にされて広間に飾られてたみたいな声出して」 『お前、ただで機械の体くれるいうからこんなとこまで来たいうのに、二人とも銅像にされて、これやったら一歩も動かれへんやないかい』 「銅の体だけに?」 『もう、銀銀やわ』 「そこは、もう銅しようもないわ。とかなんとか言うところでしょう。いくら戦士の銃の持ち主だからって甘えちゃダメなところだからね」 『……てか調べてみたら、82代天皇は後鳥羽天皇で後醍醐天皇は77代やったわ』 「今?!!次のネタもういってるでしょ?もしそれ言うならもっと終盤にしてくれる?いまボケても中途半端になるの分かんない?」 『ゴダイゴはともかく、小さい頃、ささきいさおと佐々木信也は同一人物や思うてたわ』 「会話の切り替えが絶望的に下手なのはともかく、あんな美声でプロ野球ニュースやられても戸惑うだけでしょ。名字が一緒なだけで間違えちゃうんなら、楽天の鈴木大地なんて見たら、もうパニックよ」 『顔面がほくろだらけの楽天のサードの話をしても誰もついてこられへんわ』 「鈴木大地より佐々木信也の方が通じないと思うから、もう後戻りはできないからいいのよ」 『まあ、佐々木希と大魔神佐々木の区別もつかないんですけどね』 「それはさすがに病気。元嫁がホスト遊びしてたのと、旦那が多目的トイレ遊びしてた人との区別は誰にでもつくはずよ」 『そもそも多目的トイレ遊びの意味が分か 「そこは掘り下げなくていいところ。吹雪に埋もれた雑草食ってた貴方には知らない遊びが世の中には沢山あるの」 『心を折りに来るにしてももうちょっとエッジ緩くして。その言い方、立ち直れなくなるわ』 「とにかく、なんやかんやでアンドロメダまで列車に乗って旅していくことになるわけですけれども」 『黙れ機械人間ッ!』 「 あらあら。またまた、おむつかりのご様子で、どうしたんですか、化石になったおつぱい見てたら後ろからサーベルでバッサリ斬られた。みたいな顔して」 『ネジにしなかった次は銅像かよ』 「いいじゃないですか、銅像になるってことは、二宮尊徳と肩を並べられたってことですよ」 『ジャンル違いすぎて胸はっていいかどうか全く分からんわ』 「ロッテで言ったら加藤翔平くらいのランクにはなってると考えたらいいと思うのよ」 『マイナー球団の外野の六番手の話されてもなんのヒントにもならんわ』 「まぁとにかく、こうして故郷に錦を二人して飾れたわけで…… 『俺はともかく、お前は故郷もなにも、地球人であるのも怪しいやろ。おかしいやろ名字、名字かどうか知らんけど、名前がメーテルで、姉がエメラルダス。で、故郷が日本。って』 「それを言い出したら、星野なんて名字も、すっぽ抜けたカーブをキャッチャーに素手で拾われた人しか思い浮かびませんけどね」 『星野伸之以外に星野の選択肢、腐るほどあるやろ?さっきからパリーグの話ばっかしてなんやねん。誰に需要があると思っ 「黙れッ!ネジのくせにッ!黙って999に乗れッ!」 『そればっかりは……』 「体が銅だけに?」 『チタニウム?』 「一ミリも意味が分からんわ。もうエエわッ!」
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