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浮かれたカウントダウン 6
(舞台上)
夕方のかぼちゃ畑。
オレンジのかぼちゃと、緑のかぼちゃ。それにピンク色のかぼちゃも時々混ざっている。かぼちゃの少女が立っている。
手は泥で汚れおり、時々カラスの鳴き声。
浮かれたカウントダウン
かぼちゃの少女は数が苦手。
かぼちゃ頭をカラスに突かれながら。
少し自信なさげに手元を見つめ、
拾ったレシートの裏に書いた数字を見ながら
「 6……かな」
…○…○…○…○…○…○…
「ずいぶんためたね」
タキシードの男は、客席からほっと息をつく。
消えるようにライトから下がった少女は、
暗転の中
ぐらつくかぼちゃ頭を両手で押さえている。
気をつけて、あなたのそれは本物で
あなた自身も本物だから。
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