始まりは暇潰しから

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始まりは暇潰しから

「暇だな…。」 「暇ならお主も世界を作ってみんか?」 「世界を?管理が面倒だな…。」 「意外と楽なもんじゃよ、人々が困ったら助けるか助けないかのどちらかじゃし。」 随分と気軽に答えるな…。 まるで気まぐれに助けなかったような気がする。 「そうじゃのう、人間との敵対勢力である敵が異様に強くての、ちょっと面倒じゃったので止めたのじゃ。」 「止めた結果、どうなったんだ?」 「敵にやられてしまったと思ったのじゃが、なんと自分たちの力で努力して勝ちおった。こうなってしまっては神の面目丸潰れじゃ、だからその世界は自分たちの手で頑張ってもらうことにしたのじゃ。」 「ふーん、人間の力ってのは強いんだな。」 「だからの、まとも人間さえ作っていれば、神頼みの世界の危機とか意外となんとかなってしまうものなのじゃ。」 とりあえず、新しい世界には人間を作ると。 後は野となれ山となれだな。 さて、暇潰しには世界をか…いっちょ作ってみるか。
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