適当に世界創造

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適当に世界創造

「世界の真ん中に広い広場を作って、後は4つに別れた大陸と海、森に山と大陸には適当な人間!!」 「随分適当だのう。」 「後はこの適当に拾った奴に託すか…ほれ起きろ。」 この拾った奴はなんか知らないが、世界創造の際に海に浮いていたから適当に拾ってきた物だ。 こいつには何も宿ってないせいか、バシバシ叩いても何も反応がない。 「なぁ、こいつ…なんだと思う?」 「さあの、詳しく知りたければ履歴でも調べてみたらどうじゃ?」 「履歴?」 「魂が抜けた存在がどのような存在だったのかを知るすべじゃ、沢山詰まっている物ほど読み込むのに一苦労じゃわい。」 ふーん、そうなのか…とりあえず、こいつの履歴をひとまず分離…うわっ、滅茶苦茶詰まっている…よし、こいつの存在履歴は初期化でいいか。 「どうじゃ、どれほど…おおぅ、こいつは凄いの。これ程の履歴じゃとヤバい奴かもしれぬの。」 「ヤバい奴…世界を破壊したような奴か?」 「そんなものではきかぬの、破壊して抗って作って更に破壊したぐらいかの。」 うわぁ…とりあえず、こいつの履歴は後で確認だな。 …ん?こいつには何かチートが使われているな…これはまた特殊なものを。 「どうしたのじゃ?」 「いや…単純にして特殊なチートが使われているなと思ってな。」 「どれ…ふむ、これは…儂が頼まれて作ったものじゃの。」 「爺さんが作ったのかよ…。」 「うむ、創造者に頼まれての。」 「創造者…ってなんだ?」 「ふむ…詳しく言えば、儂でも容易く消されてしまう存在かの。」 なんだかんだで長く存在している爺さんが、容易く消されてしまう? どんな存在だよ、創造者ってのは…。
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