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「まあ良い…こいつに魂を入れよう。」
「どんな奴を入れるのじゃ?」
「とりあえず、世界経過200年。」
俺は作った世界の時間を200年経過させ、そこから適当に掴んだ生きの良い魂を取り出す。
「記憶初期化!!」
「魂の勢いが止まったの、謎の存在に名も無き魂…良い組み合わせじゃの。」
「入魂!!」
俺と同じ黒髪の魂の抜けた存在に、うろうろと漂う魂を入れると髪色が茶色に変わった。
服はそのまま浮いていたのを引き継ぎで。
「それじゃ、こいつが起きないうちに共に世界に降りるわ。」
「お主も一緒に行くのかの?」
「ああ…だって、ただ見ているだけはつまらないんでな。」
「記憶の履歴の読み込みはどうするかの?」
「こいつが寝ている間に見るわ。」
「ふむ…それでは儂は見ていようかの、何かあれば呼ぶがよい。」
何かあれば呼ぶね…多分大丈夫だと思うが、一応当てにしてやろう。
俺は魂を入れた奴を肩に担いで広い広場へと降りるのであった。
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