束の間の退屈時間の過ごし方①

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「魔物さん居なくなったよ!!」 最後の特訓の間を終えて、少女は出てきた。 以前の自動昇格トラップを踏んだので、また最初に戻れば出てくると言ったら不思議そうな顔で特訓の間へと行き…驚いて出てきた。 「本当だ!!魔物さんまた出てきてる!!」 「これをあと二回繰り返してね。」 「はーい。」 そして、少女ちゃんはレベルMAXになりました。 今回は特に装備品の贈呈は行いません…が、この世界で与えうるスキルブックでの習得は行っておきます。 「魔物さん居なくなったよ!!」 「じゃあ、次はお勉強の時間だね。」 「お勉強?」 「はい、これ持って。」 「え…うん。」 パァ…!!と少女ちゃんはスキルブックから知識を得る。 これを繰り返して、浄化と治癒に長けた高治癒師の知識を持つ少女を作りあげました。 後は魔法の制御を最適化する為の腕輪を与え、盗難防止のソウルリンクさせておきました。 ソウルリンクとは、所持者が何らかの場合で外す時…5m離れたら腕輪が所持者の懐に戻ってくる盗難防止システムです。 「何か強くなった気がする!!」 「本当に強くなったどうかは少女ちゃん次第よ。」 「これなら、お父さんとお母さんの仇が取れる!!」 「あくまでも仇専用だからね、スキルブックにかかれていた攻撃魔法は。」 浄化魔法にも一応攻撃魔法はあるが…使い方を間違えたら、討伐されちゃうからね。 その事を強く伝えつつ、少女ちゃんを元の場所に送り返しました。 さっそく、少女ちゃんは魔法を既に死んでしまった両親に試すだろうが…スキルブックで与えた魔法には死者蘇生の魔法はありませんよ。
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