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「……え?」
ドクンッドクンッと、鼓動が速くなる。
鼓動だけでなく、体も熱を帯びている感覚を覚えた。
「お前……一体、何したん…だよ……?」
「あ、やっと効いてきたんだね。実はさっき飲ませたのは媚薬。まぁもっと言うと知り合いの薬剤師に頼んで作ってもらった強力な媚薬だから、すぐに理性なんて吹っ飛ぶよ。」
そう言うと彼は俺の元に近寄り、足で俺の股間を触る。
「んぁっ……!?」
「足で触られて感じてんのかよ。淫乱通り越してマゾだな。」
「ち…違っ……!」
「何が違ぇんだよ?気持ちよさそ~うな声漏らしてるじゃん。」
彼の低い声に、体がゾクゾクと震える。
「はぁ…はぁ……」
「……おい、こっち向けよ。」
そう言って彼は俺の顎に手を添え、グイッと視線を合わせた。
彼はマジマジと真剣に俺の顔を見つめた後、「……ふっ」と鼻で笑った。
「先に言っておくけど、その顔…今よりもっとぐちゃぐちゃになるから、覚悟しておけよ。」
彼はそう言って、俺の唇に自分の唇を重ねた。
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