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「……色岡真優(いろおか まゆう)君?」
「そぉだよー。先輩。先輩は確か佐藤胡桃(さとう くるみ)先輩でしょ? 知ってるよ。フリフリの服着たかわいいお姉さんが三年生にいるって。ねーねー。お腹すいてるからお願い。なんでもシてあげるからさー」
「…………」
「気持ちよく、してあげるからぁ」
甘えた声で彼は言った。
だけど当然、答えは決まっていて。
「……お断りします」
「え」
「変態、破廉恥、気持ち悪い! あたしそう言うの大嫌いなの! どっか行って!」
「なんで? ヤれば幸せな気持ちになれるよ?」
キョトンとした幼い顔で、真優は言った。
「最低!」
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