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「お嬢様、顔が真っ青ですよ」
「しかたがないじゃない、ほのか。色岡真優に絡まれたんだから」
授業が終わり、小休憩の時間。
あたしはぐったりした体制で机にうつぶせていた。
セーラー服の襟やリボンが乱れようがどうでもいい。裾についたフリフリがしわになろうが、関係ない。それぐらいぐったりしていた。
「まあ、メイドとして言わせてもらいますと関わらないほうがいい人種ですね。転校して一週間ですごい数と関係持ったとか持たないとか」
「あーもう、そういうの聞きたくないー!」
「メイド兼友人として、一応忠告はしなきゃなんで」
「ああもう、なんで学校にまでメイドを連れて行かなきゃいけないの、あたしっ」
「危なかったしいお嬢様だからですよ。日本で片手に入る大金持ちの家に生まれた以上、あきらめてください」
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