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 多くの人と出会うと、それぞれの人生にも出会う。私がノベルスターズで知り合った人たちの中には、健康に不安を抱える人もいる。私よりもはるかに若い人たちが、病のために通常の生活を送れずにいる。  病で苦しむ人たちに、私は何もできない。顔を合わせて付き合う友人たちのようにお見舞いに行って励ますことも、病気平癒のお守りを送ることもできない。  それならばせめて、遠くから神に祈ろうと思った。病にご利益のある神社を探して、少しでも時間があれば足を運ぶようになった。    八坂神社での参拝を終えると、私は再びバスに乗って次の目的地へ向かう。移動のお供はノベルスターズの小説とツイッターなので、退屈はしない。  ツイッターを眺めていると、他愛ない日常のつぶやきや創作を楽しむつぶやきにまぎれて、執筆に悩んでいるつぶやきをいくつも見つける。それらを見つけるたびに、私はたまらなくなる。  執筆の悩みは「悩み」のうちはまだいいが、時として「苦しみ」に変貌する。思う通りに文章が書けない。ランキングで上位になれない。何度応募しても落選して評価されない。
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