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時間が止まったような気がした。 逃れようのない衝撃から、目を離すことが出来なかった。 優しさとは何だろうと思った。 玲は優しい。 そして… 冷たい。 現実は残酷と同義だ。 これが、生きるということなのだ。 そして、私は決意した。 手の中の箱を見つめ、終わりのない苦しみと共に生きていくことを選んだ。 彼と一緒に…
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