始まりは唐突に

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「…んで、異世界と言っても何処に飛ばすんだ?」 「魔法が中心の世界じゃ、それ故に魔法が使えない者の格差は酷いじゃろう。」 「そんな異世界に飛ばして、何か目的があるのか?」 「無いの、その世界は今の所平和そのものじゃしの。」 魔法が中心の世界で目的は無しか…有るとすれば格差が激しい所だが…。 「まあ、君の定められし物は格差は関係ないじゃろうて。」 「定められし物とは?」 「反則…もといチートじゃよ。」 「チートね…何が与えられるんだ?」 「これを渡しておこう。」 謎の爺さんからメモ帳を渡される、中身を見ても何も書いていない。 「中身は転送されたら、現れるわい。」 「何故、今見れないんだ?」 「上曰く、きっと反対されるだろうから有無を言わせん為じゃろう。」 一体、何のチートが俺に与えられるのかさっぱり分からない中、俺は異世界転生させられるのであった。
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