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 放課後 ホームルームも終わって、することがない。 …療いくか…。 「弘樹。寮に行きたい。」 「あぁいいぜ。おまえらもいくぞー」 「「はーい」」 やけに広い校舎だとおもったら、寮の棟があるらしい。 気づかなかった…。 ガチャ 「失礼しまぁす。寮長。189号室の鍵ください。あっあと真田 修也が189号室に入るんで。」 「おー。」 じっ。 なんだ?なんでそんな見んの?みんなよ… 「な、なんですか?」 「へぇ綺麗な顔立ちしてるねぇ」 気が付いたら目のまえになんかいるんだけど。 右見たら腕があるんだけど。 そして左にもあるんだけど。 ('ω')…。 え? そしてその腕はあいにく目の前の男のうででした。 まだ、まだここまでならいいじゃん? ノリで許せるじゃん⁉ その男は右手で俺の顔に触れたかと思えば、俺の顎に手を当てて30度くらい上に向けたのであった。 「ちょっ…!やめ…」 「顔立ちも綺麗なのになんでこんな眼鏡かけてんの?  コンタクトにして髪切りなよ。」 そんな女子にやったらいちころであろう顎クイの次には眼鏡に手を伸ばした。 「やめて下さ…」 「ねェ先輩?修也が嫌がってるんですが?さすがに先輩でもそういうことしないでください。」 夢乃…オーラ…。くろ…。 「ごめん。ごめん。よろしく。はい189号室の鍵」 俺は反射的に三人の後ろに 隠れた。 「もぉそんな怯えないで。ごめんね?」 「・・・うぅ・・・」 「すいません。今日はちょっと無理っぽいんで…失礼します!!」 「はーい。」 あっ目が合った…。 「バイバーイ。修也君♡」 「・・・・(引」 ゾワッ…。なんやあの寮長…。 引くわ…。 「なんか…修也…寮長に気に入られたなw」 「ちょっと…この学校変わった人多くない?この根暗の何がいいのかよくわからない…。」 (((三人 この無自覚め…))) (大 見た目は根暗だが顔立ちは綺麗だからな…あとオーラがやばい。) (弘 無自覚にもほどがあるだろ!!) (夢 あんなに顔立ちいいのに…無自覚とか…萌えr((ごほんっ) 「どうしたの?三人とも。」 「「「いや…何でもない…」」」 なんなんだよ。 「早く寮の部屋行こう。」 「「「うん。」」」 ほんと…よくハモるなw  部屋 「おぉ~。結構広いんだね。」 「おう。好きに使えよ。共有スペースだからな。左側が俺の部屋。右側が修也の部屋だからな。ひとりって結構寂しかったから修也来てくれてうれしいw」 「役に立ったならそれでいいよ。」 「僕たちもあそぼに来るねー。今日は転校初日で疲れたと思うからゆっくり休んでね。じゃあまた明日~。」 「うん。明日はよろしく頼むよ。また明日。」 「じゃあ僕は部屋にでもいくよ。」 「おう飯出来たら呼ぶからな。」 「弘樹って料理できるんだ。すごいね。楽しみにしてる。」 「っ!お、おうよ‼」 部屋は一言でいうと 殺風景。布団…だけ。まぁ今日はこれで我慢しよう。 明日には俺の馴染んだものが並ぶはずだから。
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