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第1章 圧巻のストリップショー
ふと目にとまった間口2間ほどの、殆ど何のデコレイトもしてないさえないバー。名前はアンバー。アンバーとは土壌由来の顔料で薄茶色、もしくは琥珀色を云う。どこか自然染みた、名前だけは粋なバーだなとも思うがさすがにあまり入る気はしない。中には年増のママが待ち受けているだけだろうさ、などとシュラッグするばかりだ。ところが次の瞬間間口横の路地から粋なヒール音が近づいて来、美人ではあるが何とも摩訶不思議としか云いようがない若い女性が現れた。眼前のバーのドアのカギを開けて中に入る様子。俺は魔力に引かれるがごとく女性に声をかけ、それから…。このあと圧巻のストリップショーを目にすることになるとは誰が思えただろうか…?
【夜になれば辛うじてこんなネオン一つだけが点いていそうな、小さなバーだった。↓from PublicDomainPictures,pixabay】
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