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境界線。
街中の雑音に蓋をする。
アーティストの声を身近に感じながら
バスの中
いつもより輝いて見える晴天を眺める
長くも短くもない距離
早く着いて欲しいのに着いて欲しくない心
微妙な時間を感じる。
静かで凍っている車内とは裏腹に
私の耳には青空のような爽快な曲が流れていた
目を瞑ると草原に行けそうな
軽い気持ちが漂っている
凍りついた緊張感と軽い気分の間に
温度差があるなんて想像もしていない自分が
いた。
只、奥に闇を持った瞳をする人達が
このバスに乗っていることだけは伝わっていた、
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