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SNS班
オカルト研究部SNS班の飛島隼と望実は昨日からホームページを制作をしていた。
フライヤー画像を貼り付け、天の巨人さんや白鳥座の形に並んだ遺跡の紹介、町の不思議伝説を書き込み、問い合わせ対応もしていた。ライトアップ作戦への応援メッセージも届いた。
「望実ちゃん、絵めちゃうまいよね。」
ホームページ作りがひと段落し、望実はカウントダウンイラストをSNSにアップしている。
飛島隼が望実のスマホ画面をのぞきこんで声をかけた。顔が近い。
（くーっ飛島さん、なんて可愛い顔なんだよー！！ ）
心の中でいろいろ思っていても望実はいつも無表情だ。
「これくらいしか、できることがないので。」と無愛想に応えてしまう。
「ホームページのサイト取っちゃってごめんね。望実ちゃんの絵も見たかったなぁ。けっこう有名人でびっくりしちゃった。」
（見られたら大変です！！）
「今度載せるときは、自信を持ってお見せできるものを描きます！！」
「ほんとに？ 楽しみだなぁ。ホームページ復活したら教えてよ。」
2人きりになるとそれ以上話が進まなかった。
作業場所は飛島の母の店なので、2人きりというわけでもないのだけれど。
「飛島家は何も言ってきませんね。」
「うん、このまま何もないといいけど。」
9月22日（秋分の日）am10:00
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