特別な才能がないことが才能で、何もない自分だから何かある自分になれる。

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特別な才能がないことが才能で、何もない自分だから何かある自分になれる。

誰もが知っている野球選手であるイチローの名言の中に「小さいことをコツコツ積み重ねることこそが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ」という言葉がある。この言葉のとおり、人生は毎日の積み重ねや習慣によって大きく変わっていく。 揚げ足をとれば、何か大きな出来事がひとつ起きても人生は変わるかもしれないが、きっと習慣ってのは誰もが思っているより大きな力を発揮するものであり、積み重ねなしで大きなことを達成することはできないのだと思う。 これは何か目指すものがあったり夢を持っている人だけに限らず、夢も目標も目的も何もない人でも何かを習慣にして毎日積み重ねればきっととんでもない人になれるチャンスは誰にでもあるということだ。 たとえば、わかりやすいことでいえば筋トレもそうであって、体を鍛えたり筋肉をつけるってのは1日や2日でできるもんではなくて、目に見えるぐらいの体の変化を実感したいのであれば2~3ヶ月の時間が嫌が応にも必要になってくる。 コツコツ筋トレしている間は、本当に筋肉がついているのか、本当に効果があるのかは目に見えてはわからないけれど、体の内部では確実に何かが変化して筋肉にも変化が訪れている。ほんとにほんとに小さい変化で実感することができない効果だけど、昨日の自分よりも確実に一歩一歩前に進んでいるのだ。 これは筋トレだけに限ったことではなく、どんな事柄にも当てはまることである。それこそ野球の練習でもサッカーの練習でも、将棋やチェスでも、英語や数学の勉強、ブログの記事でも写真の撮り方にでもなんにでも当てはまる(根本的にやり方が間違っている場合はのぞく)。 自分の好きなことに対して最低限の知識と情報を持ち、成長するためやうまくなるために必要なことを毎日積み重ねていれば成長しないわけがない。たとえそれがどんなに意味がないようなことに見えても、毎日どんなに変化が感じられないようなことでも「毎日積み重ねる」、たったこれだけのことで誰にでも自分の好きなことで「とんでもないところへ行けるチャンス」があるのだ。 そう思うと急に人生が愛おしく感じ、好きなことをやらない理由がないことに気がつくのではないだろうか。 「やるだけムダ」 「自分には才能がない」 「成功するのは一部の才能のある人だけ」 誰が書いたかわからないようなネット上に蔓延する記事や、過去に何か夢を持ちながらも挫折を味わって諦めてしまった人はそんなことを口々に言っているだろう。でもそんなことはフルシカトで何の問題もない。 世間や周りの声にいちいち耳を傾けていれば、どんなに意志が固い人でもいつかは意志が崩れてしまう可能性がある。ならはじめからその可能性をつぶしてしまえばいい。余計なことには一切耳を貸さなくていい。 自分の好きなことをしているときは周りを見ない、聞かない、気にしない。ただ目の前のことにのみ没頭し、好きなことを心の底から楽しみながらワクワクしながら過ごすこと。そしてそれを毎日積み重ねる。 それだけで、誰もが唯一無二の特別な存在になることができると思っている。 自分は基本的に「成功者のマインド!」とか「できる人は○○を習慣にしている!」とかいう胡散臭い自己啓発本がとてつもなく嫌いであり、書店で目にするたびに嫌悪感がこみ上げてくる。ああいった本の中には耳障りのいい言葉がつらつらと書き綴られているだけであり、本質的に意味のあることはほとんど書いていない。読むほどバカになるとさえ思ってる。 もちろんここで自分が書いていることに対しても、「どーせやってもムダ」「そんな簡単にいくかよ」と思う人もたくさんいるだろう。でもそれはそれでいい。考えは一人ひとり違うのが人間だ。 何を信じ、何を感じ、何を思うかは個人の自由だ。他人にコントロールされるものではない。 さきほども言ったように、自分は「人間には無限の可能性がある」と本気の本気で思っていて、毎日の積み重ねと習慣によって誰もが「なりたい自分になれる」「好きなことで特別な存在になれる」と疑っていない。そのために自分自身もすでに何年も継続している習慣とルーティンを持ちながら生活している。 他人に行動や習慣の力を述べておきながら、本人がなんの習慣も継続力も持っていなければただの詐欺師だろう。だからこそ、自分もこうして日々の日記として思いを書き記しながら、いつか自分が死を迎えたときに毎日の習慣によってとんでもないところにたどり着いた姿を多くの人に見せたいと思って今を生きている。 やる前から諦める人が現代で、周りの空気感や雰囲気に飲み込まれて自分の好きな気持ちを押し殺してしまう人が1人でも減ってくれればいいなぁなんてことも願ってる。 人間は凡人、凡人は非凡になれる、ゆえに人間は非凡な存在として唯一無二の存在になれるのだ。 まだ「何者」にもなれていないけれど、いつか「何者か」になれることを夢見つつ、生きることに精一杯の感謝を抱いて眠りにつく。
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