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次の日になり、幼稚園が終わると、ママに2つタイヤのある物に、乗せられた。
「みこ、じっとしててね。」
ママはそういうと、ペダルを漕ぎだした。
どこへ連れていかれるのかわからない恐怖感と、わけのわからない乗り物に乗せられている強制的な感じの、2つの気持ちが同時に押し寄せてきた。
びくびくしているうちに、ある建物に着いた。
「今日から毎週火曜日は、バレエの日だから。女の子なら、やっておかないとね。」
私、『女の子』なんだ。
その時、初めて自分に性別があることを、意識させられた。
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